先日、宝塚南口駅周辺を散歩しているときのこと。
車が1台、ぎりぎり渡れるくらいの小さな橋を見つけました。
取り立てて変わったところはない、普通のアスファルト舗装の橋です。
しかし、歴史を感じさせる雰囲気です。
気になって、橋の名前を見てみると・・・
塩尾寺橋と彫られています。
ずいぶんと古そうな橋ですね。
昔の建築物が好きな私としては、ちょっと興味をひかれます。
「えんぺいじばし」と読むのかと思ったら、「ゑんぴじばし」が正しいようです。
ちなみに塩尾寺(えんぺいじ)とは、阪急宝塚南口駅から車で10分、甲子園大学を上がったところにある浄土宗のお寺です。
ここから、ずいぶん離れた場所にあるお寺が橋の名前になっているのは、ちょっと変ですね。
このあたりは、かつての参道だったのでしょう。
塩尾寺橋は、昭和11年3月に架けられた橋です。
今から84年も昔に架けられたんですね。
歴史のある橋です。
写真を撮っていると、近所に住むおばあさんが出てきて話を聞かせてくれました。
「この橋は、塩尾寺につながる参道の橋だった。
昔はアスファルトではなく砂利の道で、この道を馬車が通っていた。」
とのこと。
かつては、この橋を歌劇の観光客やお寺の参拝者が渡っていたのでしょう。
今は普通の住宅街にある小さな橋ですが、
ちょっとロマンを感じました。
塩尾寺(えんぺいじ)
住所:兵庫県宝塚市伊孑志武庫山756
TEL:050-8890-3089
公式HP : 塩尾寺
0 コメント