宝塚駅周辺の見どころを紹介している宝塚散策MAP。
この地図を見ているとき、ちょっと気になるモノを発見しました。
それがこちら。
宝塚でNo1の巨木が手塚治虫記念館の近くにあるみたいです。
宝塚で一番大きな木は、実際にどれくらい大きいのか?
ちょっと気になります。
という訳で散歩がてら現地を見てきました。
手塚治虫記念館を200メートルほど東に進むと、車道にはみ出た大きな木が見えてきました。
これが宝塚で一番の巨木(クスノキ)です。
近寄ってみると、その大きさに圧倒されます。
歩道には等間隔に木が植えられていますが、このクスノキだけはケタが違います。
この道は普段から車でよく通るので、この木の存在は以前から知っていました。
「大きな木だな~」
と思っていましたが、宝塚で一番の巨木だとは知りませんでした。
もともとこの辺りは、花のみちができる以前から武庫川の堤防でした。
このクスノキも、堤防が作られた時に植えられた木のひとつだったのでしょう。
圧巻なのは、幹の太さ。
幹周りは、大人3人分が手をつないだ長さだそうです。
大人が両腕を広げた長さが160cmだとすると、3人分だと480cm。
約5メートルです。
宝塚で一番大きな木の太さは?
それでは宝塚で一番大きな木のサイズを実際に測ってみましょう。
根本から約1.5メートルの高さで幹周りを計測してみました。
なんと5メートルを超えていました。
宝塚市で一番大きな木の幹周りは、5.12mでした。
ちなみに1988年に環境庁が定めた巨樹・巨木の定義によれば、幹周3m以上を巨木と呼び、幹周5m以上を巨樹と呼ぶ慣習があるそうです。
この定義に当てはめると、このクスノキは巨樹となります。
「巨樹」という言葉の響きは、さらに迫力が増しますね。
宝塚で一番大きな木の樹齢は?
では、このクスノキはいつ植えられたのでしょうか?
調べてみましたが、はっきりしたことは分かりませんでした。
ただ茨城県井ノ岡町浄妙寺のクスノキが幹周り5.18mで樹齢約200年とされているので、ほぼ同じ幹周りのこのクスノキも樹齢は約200年くらいと思われます。
今から約200年前、江戸時代後期に植えられたのでしょう。
まとめ
今回は宝塚で一番大きな木について調べてみました。
幹周り5メートルを超えるクスノキは、実際にみるとその迫力に圧倒されます。
宝塚の街並みを200年以上も見守ってきたこのクスノキ。
これからも大切にしていきたいですね。
宝塚市で一番の巨木(クスノキ)
住所:兵庫県宝塚市武庫川町6
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