こんにちは、三度の飯より不思議な事が好きなももすけです。
皆さんは「怪談和尚」こと三木大雲さんをご存じでしょうか。
三木大雲さんは京都市下京区にある日蓮宗のお寺「蓮久寺(れんきゅうじ)」の住職で、怪談話を通じて仏教の教えを伝える、ちょっとユニークなお坊さんです。
YouTubeチャンネル「三木大雲チャンネル」でも人気を集めており、その登録者数は約45万人。
怖いのにどこかためになる話が多く、ミステリー好きの私もすっかり引き込まれてしまいました。
そんな三木住職のお寺に、一度行ってみたい…
そう思い続けて、はや1年。
ついに先日、蓮久寺を訪れ、ご祈祷を受けてきました。
今回は、怪談和尚こと三木大雲住職のお寺「蓮久寺」でご祈祷してもらった感想を正直にレポートします。
蓮久寺とは?怪談和尚・三木大雲のお寺
蓮久寺の基本情報とアクセス
蓮久寺は、京都市下京区の住宅街にひっそりと佇む日蓮宗の小さなお寺。
赤い山門が目印で、観光地の喧騒とは無縁の落ち着いた雰囲気です。
蓮久寺へのアクセスは、JR京都駅からだと電車やバスで約15分。
西本願寺からも徒歩10分ほどと、アクセスは良好です。
本堂の参拝は無料ですが、本堂の見学ができるのは土日限定となっており、平日は外からのお参りのみとなっています。
参拝される際はご注意ください。
蓮久寺の基本情報
住 所:京都府京都市下京区下松屋町通五条下る藪之内町607
本堂参拝、ご祈祷受付、お守りの販売:土曜日と日曜日の10時~16時(土日以外は本堂の外から参拝可能)
駐車場:あり(本堂隣に3台分の無料駐車場あり)
公式サイト:蓮久寺
怪談和尚・三木大雲さんはどんな人物?
私が怪談和尚こと三木大雲さんを知ったきっかけは、漫画家 清野とおるさんの漫画『壇蜜』です。
壇蜜さんの自宅で起こる怪奇現象や座敷童をお祓いするために呼ばれたのが三木住職でした。
そんな三木住職について調べてみると、過去には埼玉愛犬家連続殺人事件の犯人に命を狙われたという壮絶な体験を持ち、さらに夢に出てきた大黒様のお告げにしたがって宝くじを買ったところ1等の1億5000万円が当たったという驚きのエピソードも。
ちなみに三木住職が1等を当てた宝くじは、2019年1月10日に抽選が行われた第2594回近畿宝くじ(初夢宝くじ)です。
この時の宝くじの1等当選確率は、なんと約750万分の1。
お米150kgの中から、たった1粒の“当たり”を引き当てるようなものだと考えると、めちゃくちゃ幸運の持ち主ですね。
三木和尚が神仏のご加護を受けておられるのは、どうやら間違いなさそうです(笑)
なお当選金の使い道ですが、お寺の隣の家4軒分の土地を買って駐車場にされたそうです。
確かにストリートビューで過去の写真を見てみると、宝くじ当選後の2020年10月に撮影された写真では隣にあった町屋が解体中の写真が写っていましたが、現在は解体工事も終わり、3台分の無料駐車場に変わっていました。
蓮久寺に行ってみた
私が蓮久寺を訪れたのは、2026年4月の土曜日。
この日のご祈祷は午前11時と午後3時の2回だったので、午後3時の回に合わせて訪問しました。
JR京都駅から嵯峨野線で2駅の丹波口駅で降り、住宅街をのんびり10分ほど歩くと、「蓮久寺」と書かれた大きな看板と鮮やかな赤い山門が姿を現しました。
この山門は蓮久寺から徒歩約10分の場所にある花街・島原の名妓、二代目吉野太夫が寄進したもの。
小さいながらも歴史の重みを感じます。
こちらは山門の後ろにある七福神像です。
ちなみに蓮久寺には、いたずら好きな女の子の座敷童が棲んでいるとか。
こちらの七福神像を倒したり、トイレの鍵を閉めたりと、和尚を日々困らせているそうです。
「私も会えるかな?」
そんな期待を胸に撮影した写真や動画をあとで見返してみましたが、心霊現象は何も映っておらず——ほっとしたような、少し残念なような。
座敷童が気になる方は、三木住職の著書『怪談和尚の京都怪奇譚 積徳の旅篇』の第2章「女の子の泣く声」に詳しく書かれているので、そちらをぜひチェックしてください。
こちらは蓮久寺の本堂入り口になります。
本堂の入口には漫才師・千原兄弟の千原せいじさんの名前が書かれた提灯が下がっていました。
せいじさんは以前、三木住職の動画にも出演されていたので、そのご縁で寄進されたのでしょう。
屋根の上には、如意棒を持った魔除け猿の像が鎮座しており、こちらをギョロリと睨みつけています。
この猿は、三木住職が「波乱の年になる」と予言した2024年(辰年)に、本堂の南西、すなわち裏鬼門に配置したもの。
実際、2024年は正月早々の能登半島地震や翌日の羽田空港での飛行機衝突事故、令和の米騒動とまさに波乱続きの1年でした。
この猿の像は決して怖いものではなく、裏鬼門を睨みつけ、災いや魔物がやってくるのを防いでくれる、ありがたい存在だったんですね。
本堂の裏は墓地になっており、樹木葬のスペースもありました。
駐車場側から本堂をみると一面大きなガラス張りになっており、「光照山」と書かれた扁額がかけられていました。
その下には賽銭箱が置かれており、平日にはこちらからお参りできるようです。
さて、いよいよ本堂の中へ。
靴を脱いで入ると、右手にお守りの一覧、左手に受付の女性。
本堂入口にはおみくじが置かれており、1回300円でした。
本堂の内部は撮影禁止なので写真はお見せできませんが、中の様子を覚えている範囲で書いておきます。
本堂は7メートル×8メートルくらいの大きさで、まず目を引いたのが、天井一面を覆う漆塗り。
参拝者や仏像が映り込む光景はなかなか幻想的で、世界最大規模とも言われているそうです。
三木和尚の解説動画で、「このお堂は天・地・人を表している」とおしゃっていたように思います。
本堂の北側には4段のひな壇に四天王・愛染明王・文殊・不動明王等の像が並び、ひな壇の奥にはプロジェクションマッピングで龍が舞う演出まで。
東側の壁には40インチほどのモニターがかけられ、三木大雲和尚が本堂の説明をしている動画が流れていました。
伝統とテクノロジーが混在した、なんとも不思議な空間でした。
本堂入口脇に置かれていた芳名帳には、俳優の神木隆之介さんやYouTuberのコヤッキーさんの名前も確認できました。
蓮久寺のご祈祷の流れと内容
本堂の見学を終えた後、受付に戻り「ご祈祷を受けたいのですが」と伝え、祈祷料の5000円を支払うと、申し込み用紙を渡されました。
記入するのは願意(2つまで)・氏名・住所・電話番号の4項目。
願意は開運祈願、商売繁盛、家内安全、病気平癒などから選べます。
今回は開運祈願と家内安全を選びました。
申込書の記入が終わると、隣の本堂で待つように言われました。
この日、ご祈祷を申し込んでいたのは私を含めてわずか2名。
「たった2人?」
と少し焦りながら、隣り合って開始を待ちます。
ちなみにご祈祷中は、他の参拝者は本堂の中に入ることができず、外で待つことになります。
3時になると、プロジェクションマッピングのスクリーン裏から20代とおぼしき若いお坊さん(副住職?)が現れ、
「こんにちは。ご苦労様です。」
元気よく挨拶をされた後、ご祈祷の手順を丁寧に説明してくれました。
・ご祈祷の途中に前にあるお経本を体に当ててご祈祷するので、その際は胸の前で合掌して深くお辞儀をして、その体勢のまましばらく待つ。
・右肩、左肩、頭と順番にお経本を頭を当てる。
・お経本を体に当てるのが終われば、体を戻す
というものでした。
お経が始まると、スピーディーでリズミカルな読経が続きます。
どこかラップのようなテンポ感さえあり、日蓮宗の読経に初めて接した私は少し驚きました。
お経が始まって10分。
お坊さんが参加者に近づき、お経本を右肩・左肩・頭の順に当ててくれます。
お経本が体に当たるたび、邪気が払われ、なんだか功徳が積めそうな気が湧いてきます。
最後に名前と願意を読み上げてもらい、全体で約15分ほどで終了。
お坊さんは「以上でご祈祷終了になります。ありがとうございます。」といって退席されました。
蓮久寺のご祈祷を受けた正直な感想
ここからは、私の個人的な感想になります。
率直に言うと、蓮久寺のご祈祷はこれまで受けたご祈祷と比べると、少し物足りなさを感じました。
理由は3つ。
まず、「特別感」が薄かったこと。
これまで参拝した神社仏閣では、ご祈祷の際に普段は立ち入ることのできない拝殿へと上がらせていただきました。
神様仏様により近い場所からお参りできる体験こそ、ご祈祷の醍醐味だと思っていました。
ところが蓮久寺のご祈祷は、参拝者が自由に出入りできる本堂で行われました。
賽銭箱の前からではなく、拝殿という特別な空間でご縁を結ばせていただく——そうしたご祈祷の特別感が、蓮久寺のご祈祷ではありませんでした。
2つ目は、「お下がりがない」こと。
多くの神社仏閣では、ご祈祷を受けた後、お札やお守り、お神酒などのお下がりを頂きます。
しかし、蓮久寺ではご祈祷を受けてもお下がりは一切なく、形として残るものが一切ありません。
もちろん、ご祈祷の本来の意味は“願いを神仏に届けること”であって、物をもらうことではありません。
それは頭では分かっています。
でも正直なところ、記念として何か手元に残るものがあれば嬉しい……そう思ってしまうのも事実です。
きっと三木和尚なら
「欲を手放すためのご祈祷やで」
と言いそうですが(笑)、まだまだ煩悩まみれの自分を実感しました。
そして3つ目は、説法(講話)がなかったこと。
怪談和尚として知られる三木住職のお寺だけに、ご祈祷後に少し面白いお話が聞けるかも、と勝手に期待していました。
しかし副住職様は、ご祈祷を終えると早々に退席されました。
三木住職の面白い怪談話や説法を動画でたくさん見ていただけに、短時間で良いので、副住職様のお話が聞きたかったです。
ご祈祷の効果は?
ご祈祷後、何か劇的な変化があったかというと、今のところ何もありません。
霊感の強い三木住職のお寺だけに
「見えないものが見えるようになったらどうしよう」
とか
「宝くじで1等が当たったりして」
なんて、ほんの少しだけ期待していたのも事実。
でもどうやら仏様には、そんな邪心はしっかり見抜かれていたようです(笑)。
ただ「怪談和尚のお寺でご祈祷を受けた」という体験自体は、間違いなく自分の中に残るものがありました。
三木住職の動画の中でも繰り返し語られていることですが、ご利益というのは誰かに与えてもらうものじゃなく、自分の行いが積み重なって、時間をかけて返ってくるもの。
今回の参拝を機に、人に優しくすること、日々を丁寧に生きることを、少し意識してみようと思いました。
まとめ
今回は、怪談和尚こと三木大雲さんのお寺「蓮久寺」を参拝し、ご祈祷を受けてきた体験をご紹介しました。
蓮久寺は、怪談・ミステリー好きにはたまらない、ちょっと変わった魅力を持つお寺です。
「三木大雲さんの世界観に触れてみたい」
という方には、きっと面白い体験になるはず。
ただ、普段は入れない拝殿のような特別な場所でご祈祷を受けたい方や、お札・お守りなどのお下がり(記念品)を期待されている方は、少しギャップを感じるかもしれません。
「ご利益を授かりに行く場所」
というより、
「三木住職の世界観を体で感じに行く場所」
——そのくらいの軽い気持ちで足を運ぶと、きっと楽しい体験になると思います。













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