神戸随一のパワースポット鏑射寺へご参拝。アクセスや御朱印をご紹介

JR宝塚駅から普通電車で約15分

道場駅の山の上にあるお寺が「獨鈷山 鏑射寺(とっこさん かぶらいじ)」です。

敏達天皇十年(西暦581年)に聖徳太子が開いた真言宗のお寺です。

先代の住職さんがすごい神通力の持ち主らしく、ソ連の戦闘機を北海道に呼び寄せたこともあるそうな。

御年95歳の現在も月に一度の法話に登場され、多くの方が訪れます。

今回、そんな不思議な力を持つ和尚さんがいる鏑射寺に行ってきました。

鏑射寺へのアクセスや御朱印、大迫力の不動明王像などをご紹介します。

鏑射寺の基本情報

住  所:兵庫県神戸市北区道場町生野1078−1

TEL:078-986-4095

拝観料:無 料

御朱印:300円

開 山: 聖徳太子

開 創: 敏達天皇十年 (581年)

札 所:

 近畿三十六不動尊 第十一番霊場

 仏塔古寺十八尊 第十六番霊場

 神戸十三佛霊場 第十六番霊場

公式サイト:獨鈷山 鏑射寺


鏑射寺へのアクセス

お車でお越しの方

中国自動車道「西宮北IC」から国道176号経由、「道場東交差点」の信号を右へ、県道327号を進み、武庫川に架かる生野橋を渡ってすぐ左折。

武庫ノ台ゴルフ場方面に進む。

※大型車は道場駅前でU ターンして橋の手前で右折する。

参道入口を過ぎて、すぐ右手に大きな無料駐車場があります。

電車でお越しの方

鏑射寺の最寄り駅は、JR宝塚線の道場駅です。

道場駅から鏑射寺へは、約1.7km。

徒歩約30分です。

徒歩で行かれる方は、水分補給を忘れずに。

駅前の茶店や自販機でペットボトルを購入しましょう。

最初はフラットな道のりですが、踏切を越えてからは、きつい坂道が続きます。

20分くらい延々と坂道を登ることになるので、水分は絶対必要です。

小春日和のこの日は気温20℃くらい。

散歩するには、ちょうど良い気候です。

ただ鏑射寺への道のりは、運動不足のアラフィフおやじには結構ハード。

歩道はなく、車道の端を延々と歩きます。


鏑射寺へ続くこの道路。

現山主の中村公隆和尚が鏑射寺再建のため、昭和34年に入山した際には、まだありませんでした。

その当時は、木や草が生い茂る、けもの道しかなかったそうです。


入山から2年後、鏑射寺の奥にゴルフコースが作られることになったとき、工事を請け負った関西電力の社長さんが

「休憩させてほしい」

と鏑射寺を訪れました。

その際、中村和尚はお風呂を提供し、一緒にビールを飲んだそうです。


それから1週間後。

「道場駅から鏑射寺を通り、ゴルフ場までの道路を作れ」

という社長命令で、道路が作られることになりました。

何か不思議な縁を感じますね。

上り始めて20分。

「ハーハー」と汗をかきながら、なんとか到着しました。

「真夏だと、たぶん死ぬな・・・」

と思うくらいハードな登り坂でした。

体力に自信のない方で

「鏑射寺へ歩いて行こう」

という方は、春や秋の気候の良い日に行かれた方がベターです。

間違っても猛暑日の真夏などに行かないように。

道中で倒れること、間違いなしです。


タクシーをご利用の方

タクシーをご利用の場合、道場駅にタクシー乗り場はありません。

隣の三田駅には、タクシー乗り場があるので、そちらを利用します。

JR三田駅から鏑射寺へは、タクシーで約10分です。


鏑射寺の御朱印


鏑射寺の納経所です。

御朱印はこちらで頂けます。

初穂料は300円です。

受付時間は、午前8時~午後4時30分です。


参拝後に御朱印を頂こうと納経所を訪れると、

まだ受付時間中でしたが、窓口は閉まっていました。

どうしようかと迷っていると、呼び出しボタンを発見。

ボタンを押すと、すぐ係の方が来てくれ、御朱印を書いてくださいました。


こちらが今回頂いた、御朱印です。


鏑射寺の境内の様子

鏑射寺の手水所

鏑射寺の手水所です。

令和3年に新設されたばかりで、きれいです。

普段、お水は止まっていますが、

人が近づくと、自動で水が出るようになっていました。

鏑射寺のトイレ

鏑射寺のトイレです。

手水所の向かいにあります。

男性用の小便器と洋式トイレがあります。

トイレは清潔で、使いやすい雰囲気でした。



鏑射寺の鐘楼です。


鐘楼の前には、さざれ石がありました。


鏑射寺の本堂です。

大日如来を中心に、十一面観世音菩薩、愛染明王、毘沙門天が祀られています。

本堂の中の仏像を拝みたかったのですが、この時は本堂の中で住職さんが来客者の対応中。

残念ながら、大日如来像を拝むことは出来ませんでした。


本堂の隣には、朱色の立派な三重塔。

昭和48年5月に建立されました。

総檜造りで、建築技術の粋を集めて作られたこの塔は、明治以来の最も優れたものと言われています。

中には、神戸十三仏霊場の虚空蔵菩薩が祀られています。


三重塔からの景色です。


紅葉シーズンには少し早かったですが、境内では紅葉が始まっていました。

11月半ばには、美しい紅葉が見られそうです。


三重塔の隣には、鮮やかな朱色の鳥居がありました。

鏑射山の山頂にある磐境へと続いています。

ここから磐境へは約5分。

急な階段をせっせと上っていくと・・・


磐境に到着しました。

鏑射寺のある鏑射山は、山自体が御神体であり、ここは磐境になります。

鮮やかな朱色の鳥居の奥にある小さな祠の中に祀られているのが、鏑射大権現。


鳥居をくぐり、参拝してみましょう。

祠の前に立つと、「フッ」と空気が変わった気が。

何やらすごい磁場でも出ているのでしょうか?

身が引き締まる思いがしました。


ほこらの中には、丸石が祀られていました。

今回、無事にお参りできたお礼とこれからも家族みんなが健康で暮らせるようお願いしました。


磐境を下りて、護摩堂にやってきました。

こちらには、不動明王が祀られています。



護摩堂の表には、「独鈷山」の文字が掲げられていました。


護摩堂の中に入ってみましょう。

中は真っ暗で誰もいません。

奥には三体の仏像が祀られていました。

左から毘沙門天、不動明王、八大龍王様です。


護摩堂の真ん中に鎮座しているのは、不動明王様。

不動明王の左に祀られているのは弘法大師様、右に祀られているのは、観世音菩薩。

不動明王さまの目が光って、こちらを睨み付けているようで、ちょっと怖い。

真っ黒なお姿は、これまで見たどの不動明王様よりも迫力があります。


鏑射寺の不動明王像を作ったのは、東京の浅草寺の仁王像を作った仏像彫刻家 村岡久作氏。

この不動明王像は、春日神社の御神木である楠から彫り出された一本作りです。

三重塔に祀られている虚空蔵菩薩像も、村岡久作氏の作品です。


こちらは毘沙門天像。

こちらも大迫力。


こちらは八大龍王像。

八大龍王は仏法の守護者として、仏教をお守りする龍神様です。

今回は、鏑射寺をお参りし、すごい力を授かった気がしました。

さすがにパワースポットと言われるお寺だけのことはあります。

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2 コメント

  1. 大変参考になりました。ありがとうございました。

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  2. コメントありがとうございます。ブログが参考になり、私もうれしいです。

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