池田文庫で「宝塚グラフ」や「歌劇」の創刊号を読んだ感想


池田市にある池田文庫に行ってきました。

池田文庫といえば、宝塚歌劇関連の書籍がたくさん揃っていることでも有名です。

今回は花組ファンの妻と一緒にゴールデンウィークに訪れたときの感想や注意点をご紹介します。

池田文庫の基本情報

池田文庫は昭和24(1949)年に開館。

その歴史は、小林一三が大正4(1915)年に開設した宝塚新温泉内の図書室にさかのぼり、現在は、阪急電鉄、宝塚歌劇、民俗芸能、歌舞伎に関する図書・雑誌約27万冊のほか、近代化産業遺産認定資料や宝塚歌劇のポスター、役者絵等を所蔵・公開しています。

また、一三の想いが詰まった茶室「大小庵」や「古彩庵」 は、茶華道のお稽古場や貸茶室として親しまれています。

池田文庫の基本情報

住所:大阪府池田市栄本町12−1

開館時間:10:00~17:00

休館日:月曜日(ただし月曜日が祝日・振替休日の場合は翌日)、年末年始

入館料:無料

貸 出:不可

コピー:可(カラー100円/1枚、白黒30円/1枚)

公式サイト:池田文庫


池田文庫のバリアフリー情報

池田文庫の多目的トイレ

池田文庫の館内はフラットになっており、車イスをご利用の方でも利用しやすいです。

多目的トイレは図書館を出て、駐車場の向かいにあります。


池田文庫へのアクセスや駐車場情報

池田文庫へのアクセス

池田文庫へのアクセス方法は公式サイトをご覧ください。


池田文庫の駐車場情報


池田文庫の正面には「池田文庫」と書かれた看板が出ていないので分かりづらいですが、こちらが正面入口になります。


池田文庫の駐車所は入ってすぐ左手に3台分あり、無料で利用できます。

満車の場合は、隣の逸翁美術館の地下にある来館者用駐車場(22台、無料)を利用してくださいとのことでした。

車でお越しの場合は、下記の写真の赤い矢印の通りに進んでください。




池田文庫の雰囲気


駐車場の後ろには石灯篭がありました。


説明書きを読んでみると、かつて宝塚ファミリーランドにあったものを移設したそうです。


右側には「右大坂みち 京」、左側には「㔫み能於道」と書かれています。

当麻寺金堂前石灯籠(写)


「妙見山道」と書いてありました。

入口の隣には「池田文庫」と書かれた銘板が付けられていました

その左には「近代化産業遺産」と書かれた銘板。

それでは中に入ってみましょう。


入口の脇には、昔の池田文庫の写真が飾ってありました。


1972年に撮影された池田文庫の旧閲覧室。


昔の池田町と川西町のパノラマ地図


池田文庫の利用案内や注意点


池田文庫の注意点

・館内での飲食や喫煙、携帯電話、撮影は禁止されています。

・かばん等はロッカーに入れ、貴重品や筆記用具のみ持ち込み可能です。(ロッカー利用代は100円ですが利用後に100円は戻ってきます)

・ペットボトルの持ち込みも不可です。

・メモ用にペンやノートを持参されることをオススメします。

・貸出不可

・コピーは可能です。カラー100円、白黒30円です。

池田文庫で「宝塚グラフ」や「歌劇」の創刊号を読んだ感想

池田文庫には宝塚歌劇や阪急電車、小林一三に関するものなど阪急グループに関する書籍がたくさん揃っていました。

中でも「宝塚グラフ」や「歌劇」は創刊号から最新号まで揃っており、宝塚ファンには堪りません。

他にも「ベルサイユのばら」や「花より男子」など原作マンガも揃っており、1日中楽しめそうです。(原作マンガは「応天の門」や「ポーの一族」、「るろうに剣心」、「あさきゆめみし」などもありました)

ちなみに館内には検索用の端末があり、ジェンヌさんの名前などキーワードを入力すれば掲載されている雑誌や書籍が表示され、読むことができます。



昔の宝塚歌劇に興味のある私は過去の「宝塚グラフ」や「歌劇」を読んでみることに。

「歌劇」は創刊号(1918年(大正7年)8月)から最新号まで入ったすぐ左手にズラッと並んでありました。

「歌劇」の創刊号には、当時上演されていた作品に対する解説や宝塚歌劇に対する考え方が書かれており、興味深かったです。


続いて「宝塚グラフ」の創刊号を読んでみることに。

宝塚グラフの創刊号は書庫にあったので、司書さんにお願いして出してもらいます。

宝塚グラフの創刊号は昭和11年5月号。

今から88年前に出版された雑誌が読めるのは、なかなか貴重な体験です。

宝塚グラフには、かつての宝塚の街並みや武庫川をバックにジェンヌさんたちがポーズを取った写真があり、のどかな風景に懐かしさを感じました。


そして昭和15年1月号のグラフをペラペラめくっていると、ひときわ目を引く娘役さんを発見!

櫻町公子

めちゃくちゃキレイな方ですね。

櫻町公子という娘役さんです。

調べてみると1932年(昭和7年)入団の22期生で雪組トップ娘役さんでした。

昭和8年に『世界一周』で初舞台を踏み、昭和19年に退団され、その後は女優として活躍されたそうです。

とても素敵なジェンヌさんだったので、記念に写っているページをコピーすればよかったのですが、忘れていました。

もしご贔屓のジェンヌさんのグラフや歌劇を見つけたら、コピーされることをオススメします。

他にも扇千景さんや浜木綿子さんなど往年のジェンヌさんの写真がたくさんあり、楽しめました。

宝塚ファンの方はぜひ一度、訪れてみてください。



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