最近、仕事や家庭のことでバタバタすることが多く、正直ちょっと行き詰まり気味な私。
そんな時ふと
「そうだ、晴明神社でお祓いをしてもらおう」
と思い立ち、電話をかけてみました。
「明日は空いていますか?」
ダメ元で聞いてみると、運よく翌日11時の回が空いているとのこと。
これ幸いとばかりに、すぐに予約を入れました。
晴明神社に行ってみた
私が晴明神社でご祈祷を受けたのは、ちょうど五山の送り火の当日でした。
お盆の終わりを感じさせる蒸し暑さの中、阪急河原町駅からバスに揺られ、晴明神社へと向かいます。
車内は海外からの観光客が多く、すし詰め状態。
しかし彼らの行き先は金閣寺のようで、晴明神社で降りる人はいませんでした。
二の鳥居をくぐるとすぐ右手に「晴明井」と呼ばれる井戸が現れました。
晴明井は晴明公が念力で湧き出させたと伝えられ、病気平癒のご利益があるといわれています。
さらに井戸の吐水口は毎年、その年の恵方を向いており、令和7年は「西南西」を向いていました。
本殿前には「厄除桃」と呼ばれる桃の像があります。
陰陽道では古くから桃は魔除け・厄除けの果実とされ、この桃を撫でることで身についた厄を落とせるそうです。
最近、ちょっとツイてないなぁ…と感じていた私。
しっかり桃を撫でつけ厄を落としてきました♪
社務所前には、晴明公の象徴ともいえる桔梗の花が静かに咲いていました。
晴明神社のご祈祷申し込みと受付について
晴明神社のご祈祷は原則、予約制ですが、空きがあれば当日申し込みも可能です。
この日は当日も空きがあったようで、境内でご祈祷の案内が放送されていました。
予約済みの方は、ご祈祷開始時間の30分前までに授与所へ。
授与所で予約していることを伝えると、御祈願申込書を渡されました。
申込書に氏名・住所・生年月日・願い事を記入します。
願い事には何を書こうか迷いましたが、これからも災いや迷いなく過ごせることを願い、「災難除け」に丸を付けました。
今回は6,000円で申し込みました。
門戸厄神のお祓いは12,000円なので、良心的なご祈祷料と言えるのではないでしょうか?
ちなみに1月に東京大神宮でご祈祷してもらった時は5,000円でした。
晴明神社でご祈祷を受ける時の服装
この日の私の服装はヘインズの白Tシャツに膝丈パンツ、くるぶしソックス、スニーカーという完全に休日の普段着スタイル。
「ご祈祷だからといって、特別な服装じゃなくてもいいよね?」
と思っていたのですが、当日、現地で公式サイトを見ると、服装についてのアドバイスがありました。
・厳格なマナーはないが、神様の前に出るので少しきちんとした服装が望ましい。
・男性はスーツやポロシャツ、女性はオフィスカジュアルや着物などがおすすめ。
・帽子やサングラスは拝殿前で外す。
これを読んで
「やばい、かなりラフすぎたかも…」
と少し焦った私。
しかし、当日一緒にご祈祷を受けた方々もカジュアルな服装の方が多く、暑さや体調に合わせて無理のない服装で良いのだと感じました。
晴明神社のご祈祷の流れ
開始5分前になると巫女さんに声をかけられ、本殿へ向かいます。
晴明公が祀られている本殿の中に入るのは始めての私。
ワクワクした気持ちを押さえながら、本殿脇にある末社(齋(いつき)稲荷社)の扉から中に入ります。
本殿の前で靴を脱ぎ、荷物を置いておきます。
本殿は思ったよりもコンパクトで、御祈祷者用のイスが8つ置かれていました。
この日の参加者は私を含め5人。
神主さんは60歳前後の穏やかな方でした。
祝詞が始まると、後方から参拝者が鳴らす鐘の音がジャラジャラと響き、神主さんのお声が少し聞き取りにくくなる場面も。
陰陽師の祝詞のような独特の響きで、思わず「おお…さすが陰陽師ゆかりの神社だ」と感じました。
続いて、一人ずつお祓いを受け、榊をお供え。
榊の捧げ方の説明がなかったので少し戸惑いましたが、前の人がされている仕方を見よう見まねで何とか乗り切ります。
最後は二礼二拍手一礼で終了。
所要時間は15分ほど。
巫女さんの舞などはなく、シンプルな御祈祷でした。
晴明神社のご祈祷の授与品
祈祷後はその場で授与品の入った袋を受け取ります。
袋の中に入っていたのはお札やお守りや飴あめちゃん、リーフレットでした。
晴明神社にはいろんな種類のお守りがありますが、私が授かったお守りは、身体健全や安産をお祈りする真っ白なお守りでした。
毎年、初詣の際には桃の絵が刺繍された厄除守を授かっているので、白いお守りは初めて。
ちょっと嬉しかったです。
ちなみにお守りは申込書に◯をつけた願い事に関するものが授与されるそうなので、別の願い事にすれば、違ったお守りが頂けたのかも?
こちらは木製のお札です。
お札のサイズは縦24cm・横6cmの長方形でした。
御札の裏面には両面テープが付いていました。
神棚がなくても壁に貼れるのは便利ですね。
こちらは五芒星をかたどった魔除けステッカー守り。
車に貼っている方をよく見かけますね。
こちらは五芒星マーク入りの飴ちゃん。
ほんのり甘く、美味しい飴ちゃんでした。
他にはリーフレットも入っていました。
晴明神社のご祈祷を受けてみて感じたこと
ご祈祷前は仕事や日常のことで頭がいっぱいでしたが、終わったあとは不思議と余計な考えが消え、気持ちが軽くなったのを感じました。
もしかするとこれって頭脳明晰な晴明公のご利益なのかも?
今回、晴明神社でご祈祷を受けて思ったのは、神様にお願いする場というより、自分の心を整える大切な時間だということ。
「神様を信じる」ではなく「神様に信じてもらえる自分になる」——そんな意識を持ち、日々できることを積み重ねていくことが大切なのだと感じました。
晴明公のような特別な力はなくても、小さな努力を続けていけば、きっと道は開けていく。
そう思える、心に残る夏の一日になりました。
参照サイト:晴明神社
京都の夏旅で桔梗咲く晴明神社へ。陰陽師を思わせる神主様にご祈祷いただき、しっかり魔除けもしてきました。 pic.twitter.com/fF71JZwrju
— ももすけ (@momosukesanpo) August 17, 2025
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