強炭酸といえば、ウィルキンソン。
暑い夏、キンキンに冷やしたウィルキンソンをグイっと飲む爽快さは最高です。
そんなウィルキンソンは、実は歌劇で有名な宝塚が発祥地なのをご存知でしょうか?
明治22年頃、創業者のジョン・クリフォード・ウィルキンソンが兵庫県宝塚で炭酸鉱泉を発見したのが始まりです。
そんなウィルキンソンを飲んでいる時、ふと思ったのが
「いま飲んでいるウィルキンソンは、今も宝塚市で採れた炭酸水なんだろうか?」
ということ。
ウィルキンソンのペットボトルを見ても、生産地はどこにも書かれていません。
サン〇リアの「伊〇の天然水 強炭酸」のように商品名で書かれていると分かりやすいんですが・・・
そこで今回は、ウィルキンソンタンサンの生産地やどこの水が使われているのか調べてみました。
ウィルキンソンタンサンの謎
「ウィルキンソン」が一体どこで作られているのか、販売元であるアサヒ飲料お客様相談室にたずねてみました。
ウィルキンソンの生産地は?
ウィルキンソンの創業当時は宝塚や西宮生瀬で製造されていました。
しかし現在は、国内の複数の工場で生産されているそうです。
どの工場で作られたのかを確認するには、ペットボトルのキャップを見ると分かります。
ペットボトルのキャップ側面、賞味期限の右側にアルファベットが書かれています。
このアルファベットが製造工場を表しているそうです。
例、アルファベットが「T」の場合・・・兵庫県明石市 アサヒ飲料明石工場
私が飲んでいるものも「T」と書かれていました。
アサヒ飲料明石工場で製造されたんですね。
同じ兵庫県内で作られていたとは知りませんでした。
ウィルキンソンに使われる水は?
創業当時のウィルキンソンは宝塚の鉱泉から湧き出た炭酸水を瓶詰したものでした。
しかし現在は、製造工場のある土地の水を使用しているそうです。
製造工程として、安心・安全、おいしさのために、微細な膜で念入りにろ過し、一定範囲内のミネラル分に調整した後、炭酸ガスを封入し、容器に詰めているそうです。
天然の炭酸水ではなかったんですね。少し残念。
ウィルキンソンタンサンのまとめ
創業当時のウィルキンソンでは、宝塚や西宮生瀬の炭酸鉱泉を使用し、瓶詰したものを販売していました。
しかし残念ながら、井戸の水量が減ってしまい、製造が続けられなくなったそうです。
そのため現在販売されいているウィルキンソンは、製造工場のある土地の水を濾過、調整し、炭酸ガスを封入したものを販売しています。
天然の炭酸水ではありません。
確認する前からなんとなく分かっていましたが、現実を知るとちょっとショック。
しかし、お答えいただいた回答の最後にうれしい一言が書かれていました。
それは
「現在の商品は、当時の成分を分析し、再現する形で製造しております。」
ということ。
つまり、今飲んでいるウィルキンソンが、かつて宝塚や西宮生瀬で作られていたテイストを再現してくれている。
創業当時の味を再現してくれるなんて、アサヒ飲料さん、やってくれます。
これからも宝塚市民として「ウィルキンソン タンサン」を応援していきます。
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