「餃子の雪松」といえば、コロナ禍で日本全国に急増した餃子の無人販売店の一つ。
2024年11月6日(水)で閉店していたそうです。
お店の中をのぞくと、餃子が入っていた冷凍庫は取り外され、がらんとしていました。
これで兵庫県下の餃子の雪松は、姫路飾西店だけとなってしまいました。
餃子といえば、美味しくて高コスパの「せみ餃子」派の私。
餃子の雪松は一度も食べたことがありませんでしたが、閉店する前に一度、味わってみたかったな。
ちなみに先日のヤフーニュースにも、餃子の雪松の閉店ラッシュを伝える記事が出ていました。
皆さんのコメントを読んでいると、スーパーで売っている冷凍餃子が値段も手頃で美味しいから、という意見が多かったです。
フルーツ大福と同じように最初は目新しさもあって購入しても、リピーターの確保には繋がらなかったのかもしれません。
スーパーの冷凍餃子は多少浮き沈みあっても、底堅いと思う。値段は手ごろで、入手しやすく調理も楽。味も悪くない。一方、無人販売店は必ずしも近くにあるわけではないし、価格高い。よほど美味しくないと手間と金をかけて無人販売餃子を買わないし続かない。高いお金払うならお店で出来立ての餃子を食べたい。
たぶん気にはなるけど、一回だけ買った、結局一回も入ることなく閉店した、この2パターンがほとんどだと思う。もちろん味はいいのかもしれないけど、最大の要因は餃子だけ買うために別の場所に行かないといけないことではないか。自分なら多少高くても、味が落ちても、他の買い物と一緒にスーパーで買う。日々忙しい中で効率よく買い物したいから。
やっぱり手軽に買えるスーパーの冷凍餃子が一番楽なんですよね。自転車でちょっと走れば、無人冷凍餃子店は何点かありますが、餃子だけでご飯が成り立つわけではないので、スーパーで一緒に買うほうが圧倒的にいい。そして思ったより「普通に美味しい」。流行り廃りは世の習いといいますが、本当に怖いですね。どこででも買えるようになると、人は買わなくなる、を実感します。
専門店型無人販売はコロナ禍だからハマっただけで、基本的にその専門商品「だけ」を「わざわざ」買いに行かなきゃならない時点で残念ながらあまり効率の良い商売とは言えない。例えば無人販売でも同型の店舗が複数並んである程度日常の買い物を網羅出来る、無人の商店街のような形であれば「ついで買い」が出来るから成り立つ可能性もあるかもしれない。スーパーに行って他の買い物と一緒に済ませられるなら、わざわざ無人販売所に立ち寄ることまではしないだろう。そこまでの味の違いを出すには焼くところまでしないといけないが、それでは無人販売にならない。
味の素の冷凍餃子の復活は、何と言っても東京五輪でしょう。選手村で提供された味の素の餃子が世界中の選手から絶賛されて国内で見直されたこと。「そんなに美味しかったっけ?」て改めて食べてみたら記憶にある冷凍餃子より遥かに美味しくなっていて、以降何回もリピートしています。
餃子の雪松 宝塚店
住所:兵庫県宝塚市高司1丁目3−1
公式サイト:餃子の雪松
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