【100均グッズ】ダイソーのオペラグラスで宝塚歌劇を観た感想です


先日、宝塚大劇場で月組公演「今夜、ロマンス劇場で」を観てきました。

私の座席は2階13列。

2階最後列から5列前という、ステージからかなり遠い席でした。


宝塚大劇場のような大きな劇場の場合、

1階後方や2階席になると、オペラグラスは必須です。

ただ、これまで舞台をほとんど見たことがない私はオペラグラスを持っていません。

「これはマズイ」

ということで前日に近所のダイソーでオペラグラスを購入しました。

果たしてダイソーのオペラグラスで観た宝塚歌劇は、どんな感じだったのでしょうか?


ダイソーのオペラグラスはどこで買えるか?

日用品からキャンプグッズまで、何でも揃うダイソーさん。

「オペラグラスは売っているかな~?」

と店内をウロウロ探していると

「折りたたみ双眼望遠鏡」

という商品名で、サングラスや老眼鏡が売っているコーナーで販売されていました。


ダイソーのオペラグラスの性能をチェック


こちらが今回購入したダイソーのオペラグラスです。

商品名は「折りたたみ双眼望遠鏡」

お値段は200円(税別)でした。

気になる倍率ですが「3倍」でした。


パッケージの裏側を見てみると

「スポーツ観戦・アウトドアに」

「観劇・コンサートに」

と書かれています。


一般的に、オペラグラスで舞台を観る場合の倍率は

・舞台と客席の距離が近い小劇場やステージ付近で鑑賞する場合には、3~4倍

・大きめの会場の2階席やドーム公演のコンサートでは、6~10倍

が良いと言われています。


ダイソーのオペラグラスの倍率は3倍です。

宝塚大劇場のような大きな劇場の場合、SS席やS席の前方のようにステージに近い席なら、ダイソーのオペラグラスでも、スターのお顔もはっきり見えそうです。

しかし1階後方や2階席のようにステージから距離がある場合には、ダイソーのオペラグラスでは力不足かも知れません。




ダイソーのオペラグラスには、携帯に便利なストラップがついてました。


大きさはポケットティッシュと同じくらい。

厚さは2cmと、胸ポケットに入るくらいのコンパクトさ。

軽さは60グラムと、非常に軽量です。

軽量・コンパクトなので、カバンに入れておいても邪魔になりません。


使用するときは、本体のツメを開けるとレンズが「パカッ」と開きます。

本体はプラスチック製ですが、真っ黒な本体のおかげで、それほど安っぽさを感じません。

これなら劇場で使っても、恥ずかしくない!?


ダイソーのオペラグラスで宝塚歌劇を観た感想


私の席は2階13列。

ここから舞台までは、かなりの距離があります。


オペラグラスを使わずにステージを観ると、ステージ全体を見渡す感じ。

距離があるおかげで、舞台の上の人の動きがよく分かります。

しかし憧れのトップスターのお顔は、残念ながら豆粒程度にしか見えません。

B席なので仕方ないとはいえ、もう少しアップで見てみたいと思いました。

次にダイソーのオペラグラスを使ってステージを観てみましょう。

すると、あら不思議。

舞台上のキャストの一挙手一投足が、はっきり見えるようになりました。

スターのお顔も、かなり大きく見えるように。

イメージとしては、こんな感じです。

画像引用:ルーペスタジオ

画像引用:ルーペスタジオ

上記の写真を見て分かるように、倍率3倍のダイソーのオペラグラスでは

「舞台上の憧れのスターのお顔をはっきりと見る」

という使い方より

「ステージの一部分を切り取って、切り取ったステージ全体を鑑賞する」

という使い方がメインになると思います。


舞台がよく見えると言っても、裸眼と比べての話です。

ダイソーのオペラグラスで使われているレンズは、あくまで100均レベル。

ピントも甘く、レンズ越しに見えるステージは、ぼんやり暗いです。


一方、妻が持参した双眼鏡(倍率12倍!)を借りて、ステージを観るとダイソーのオペラグラスとは別物。

月組トップスターの月城かなとさんの髪の毛1本1本や目の動きまで、はっきり見えます!

レンズ越しに、かなとさんと目が合う瞬間もあり、もう感動でした。

高倍率(8倍以上)の双眼鏡の見え方を味わってしまうと、ダイソーのオペラグラスではちょっと物足りなさを感じるかも知れません。


宝塚大劇場のS席15列目からダイソーのオペラグラスを使った感想

先日、宝塚大劇場のS席15列目で花組の公演を観てきましたので、その感想を追記します。

S席15列目といえば、ステージからは約15メートルほどの距離で、ステージ全体が見渡せ、スターの顔も見えるなかなかの良席です。

ジョーシン宝塚店の双眼鏡売り場には、宝塚大劇場での双眼鏡のおすすめ倍率が書いてあります。

S席15列目の場合は、8倍のオペラグラスがおススメですね。

それではダイソーのオペラグラス(3倍)では、どのように見えるのでしょうか?

舞台が始まる前、ステージ脇にある時計を使って、実際の見え方を比較してみました。

まずオペラグラスを使わず、スマホのカメラでそのまま撮影してみました。

肉眼で撮影

オペラグラスなし(肉眼)の場合は、こんな感じです。

文字盤の下に何か書いてあるようですが、ぼやけて分かりません。

ダイソーのオペラグラスで撮影

次にダイソーを使って撮影してみました。

肉眼で見るより、若干大きく見えますが、文字盤の下に書かれている文字は読み取れません。

倍率12倍の双眼鏡で撮影

最後に妻が持参した倍率12倍の双眼鏡で撮影してみました。

さすがに12倍ですね。

文字盤の下に書かれていた「禁煙」という文字も、はっきり読み取ることが出来ました。

ずっしり重いですが、歪みやぼやけもなく、明るく、はっきりと見えます。


最後に、実際にS席15列目からダイソーのオペラグラスでステージを観た感想をお伝えします。

肉眼では分かりづらいスターのお顔も、ダイソーのオペラグラスを使えば、はっきりと見分けることが出来ます。

しかしピントは甘く、画像は暗め。

若干ぼやけて見えるので、長時間見ていると、ストレスがたまります。

次に倍率12倍の双眼鏡の場合です。

こちらは覗き込んだ瞬間、憧れのスターのお顔が、ドアップで目に飛び込んできます。


手を伸ばせば

「そこにいるんじゃないか?」

と勘違いするレベルです。


ステージから15メートル離れていても、憧れのスターの目の動きや息遣い、髪の毛一本一本といった非常に細かい部分まで、手にとるように分かります。

まるでSS席最前列で見ている様な気分です。(実際に見たことはありませんが・・・)


ダイソーのオペラグラスでも「よく見えるな〜」と思いましたが、実際に12倍の双眼鏡で観た後だと、明らかに物足りなさを感じてしまいました。

宝塚歌劇のような高いチケット代を払っているなら、ダイソーのオペラグラスではなく、倍率10倍程度のオペラグラスで、感動を味わうのが正解かな?と思います。


ダイソーのオペラグラスのまとめ

今回はダイソーのオペラグラスを使って宝塚歌劇を観た感想をお伝えしました。

軽量・コンパクトなダイソーのオペラグラスですが、宝塚大劇場のように大きな劇場だと、使えるシーンは限られてくると思います。

倍率は3倍と低倍率なので、SS席やS席の前方の場合には使えるかも知れませんが、それ以外の席では明らかに力不足。

やはり宝塚のステージを満喫するなら、8倍以上の倍率が欲しいですね。

ネットでも3,000円程度で軽量・高性能なオペラグラスが販売されているので、おすすめです。


双眼鏡(オペラグラス)を替えたら、感動が10倍くらい違いました♪

takarazukatownjournal.blogspot.com


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