兵庫県宝塚市の清荒神(きよしこうじん)といえば、火の神・竈(かまど)の神、そして宝塚有数のパワースポットとしても有名です。
お正月には、多くの初詣客で賑わいます。
そんな清荒神には、「人々の暮らしを豊かにしてくれる」そんなご利益を持つ龍神さまがいるのをご存じでしょうか?
今回は、清荒神に祀られている龍神さまをご紹介します。
清荒神の基本情報
住 所:兵庫県宝塚市米谷清シ1
開門時間:5時00分~21時00分(12月31日21時~ 1月3日は除く)
駐車場:あり(無料駐車場380台)
公式サイト:清荒神清澄寺
清荒神へのアクセス
清荒神の駐車場情報
清荒神の龍王堂
清荒神の龍神「善女龍王」とは?
善女龍王とは、全ての生命を守る龍神様。
密教では雨を祈る神様とされています。
善女龍王のご利益は、五穀豊穣、商売繫盛、学業成就。
物質的に豊かな暮らしの実現を応援してくれるありがたい龍神様です。
天皇の勅命で雨ごい祈祷をした空海が、インド北部の決して水が枯れない地に住む龍神においでいただき、3日間、全国に雨を降らせたと言われています。
この時、お迎えした龍神様が「善女龍王」です。
善女龍王さまの特徴として
「物理的に多くのものをもたらす」
というものがあります。
そのため小さな願いより、スケールの大きなこと、世の中をより豊かにすることを願うと良いとされています。
ちなみに善女龍王を信仰した人物といえば、パナソニック(旧松下電器産業)の創業者・松下幸之助氏が有名です。
松下幸之助の私邸として1939(昭和14)年に兵庫県西宮市に建設された「光雲荘」にも、善女龍王は祀られていました。
松下幸之助が長者番付1位に10度も輝いたのは、善女龍王のご利益のおかげかも知れませんね。
ところで善女龍王といえば、京都二条城の隣にある神泉苑が有名ですね。
私もこの春、神泉苑で善女龍王の黄金の御朱印をさずかりました。
それ以来、善女龍王さまを身近に感じているのですが、まさか清荒神で善女龍王さまと再開できるとは思いもよりませんでした。
ところで、なぜ清荒神に龍神さまがいらっしゃるのでしょうか?
龍神は、滝や小川など水ある場所に暮らしていると言われます。
それでは清荒神にも、滝や小川などがあるのでしょうか?
拝殿から「荒神影向の榊」へ向かう間にある橋です。
この下には、きれいな小川が流れています。
清荒神最強のパワースポット「龍王滝」
宝塚最強のパワースポットと言われる清荒神。
そんな清荒神でも、私が「最強のパワースポット」と感じる場所は
本堂下にある「一願地蔵尊」から2分ほど登ったところにあります。
一願地蔵尊 |
落差5メートルほどの小さな滝が現れました。
この滝こそ、清荒神最強のパワースポット「龍王滝」です。
パワースポットといわれる清荒神の中でも、ここのオーラは別格。
半端じゃないパワーを感じます。
周囲を緑に囲まれ、涼やかな流れ落ちる滝のマイナスイオンをいっぱいに浴びると、身も心もリフレッシュできます。
エメラルドグリーンの滝つぼ。
サイズは小さいですが、深そうですね。
もしかすると善女龍王さまは、この滝壺の中にいるのかも?
そんな気がしました。
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