宝塚音楽学校110期生の文化祭観劇レポート


宝塚音楽学校110期生の文化祭に行ってきました。

宝塚音楽学校の文化祭といえば、本科生の生徒さんが2年間研鑽を積んだ歌、お芝居、ダンスを初めてお客さんに披露する場。

将来のトップスターやトップ娘役にひと足早く出会える貴重なチャンスでもあります。

ただ文化祭というだけあって、観客の多くは生徒さんの親御さんや関係者。

友の会会員向けのチケットの割当はごく僅かで毎回プラチナチケットになっています。

私もこれまで2度申し込みましたが、いずれも落選。

3度目の挑戦となった今回、幸運にもチケットをゲットすることができ、初めて観劇することが出来ました。

今回は、そんな宝塚音楽学校110期生の文化祭の様子をご紹介します。

宝塚音楽学校110期生の文化祭の基本情報

宝塚音楽学校110期生の文化祭は、2024年2月16日(金)~2月18日(日)に開催されました。

会場はバウホール、上演は各日とも12時と16時スタートの2回公演でした。

内容は日舞歌唱、演劇、ダンスの3本立て。

公演時間は休憩を挟んで2時間40分でした。

劇場内は生徒さんの親御さんや関係者の方が多く、ほぼ満席。

会場内では関係者の受付や公演プログラムの手売り、公演前のアナウンスや注意事項のプラカード持ちなどを予科生の生徒さんが担当。

こんなところにも文化祭らしさが感じられ、とても微笑ましかったです。

宝塚音楽学校110期生の文化祭の基本情報

上演期間:2024年2月16日(金)~2月18日(日)

会  場:バウホール

公演時間:

第1部

開場時間:11時30分

第1幕:12時00分~12時50分

休 憩:20分

第2幕:13時10分~13時50分

休 憩:15分

第3幕:14時5分~14時40分

第2部 

開場時間:15時30分

第1幕:16時00分~16時50分

休 憩:20分

第2幕:17時10分~17時50分

休 憩:15分

第3幕:18時5分~18時40分


宝塚音楽学校110期生の文化祭の演目

宝塚音楽学校110期生の文化祭は例年と同じく舞踊歌唱、お芝居、ダンスの3本立て。

お芝居は110期生39人がA組、B組の二組に分かれて上演されました。

演目は「吉野山・雪の別れ」ということで文化祭では珍しい和物。

最後に義経たちが去っていくシーンでは客席降りもありました。

第1部
・日本舞踊
・予科生コーラス
・クラシックヴォーカル
・ポピュラーヴォーカル

第2部 
演劇「吉野山・雪の別れ」

第3部
ダンスコンサート



宝塚音楽学校110期生の文化祭公演プログラム


文化祭の公演プログラムはバウホール3階で制服姿の予科生の生徒さんが手売りをされていました。

プログラムは1部500円で取り扱いは現金のみ。

購入は1人3部までの制限付きでした。

なお文化祭の公演プログラムは劇場内にあるキャトルレーブでも販売していますので、チケットのない方でも購入できますよ。


プログラムの中身ですが、前半は公演内容や110期生の紹介、後半は音楽学校での活動記録の2部構成。

前半は文化祭の演目や出演者リスト、卒業生39人一人ひとりの顔写真と氏名、出身地、出身校、音楽学校での思い出、わたしのアピールポイントが掲載されています。

後半は110期生の音楽学校での思い出ということでお稽古場の様子や学年旅行の様子が掲載され、卒業アルバムのような内容になっています。

そして最後は初舞台となる月組の皆さん(月城かなとさん、海乃美月さん、鳳月杏さん、風間柚乃さん、梨花ますみさん、白雪さち花さん)からの110期生へのアドバイスが掲載されていました。

宝塚音楽学校110期生の文化祭を観た感想


宝塚音楽学校の文化祭を観るのは初めてということで、観劇前は

「一体どんな雰囲気、内容なんだろう?」

と思っていた私。

実際に観劇してみると110期生の2年間のお稽古の成果が存分に発揮された、とても素晴らしい内容でした。

「文化祭」という名前が付いていますが、本公演の新人公演のような完成度の高さです。

フレッシュで瑞々しい歌声やお芝居、ダンスを披露してくれた110期生。

そんな110期生を観た私の感想は

歌ウマな生徒さんが多い!

です。

特に注目したのはクラシックヴォーカルでソロを披露した男役の田渕蓮華さん、娘役の田良結芽さんのお二人。

クラシックヴォーカルでソロを披露するのは毎年クラシックの成績優秀者の上位2名のみ。

田渕さんは、望海風斗さんを彷彿させる圧倒的な存在感と歌唱力。

田良さんは、小柄ながら情緒たっぷりに「歌に生き、恋に生き」や「雨の凱旋門」を歌いあげ、彼女の憧れのジェンヌさんである音くり寿さんや真彩希帆さんを彷彿させました。


このお二人が同じ組に配属され新人公演の主演を務めたら、だいきほ(望海風斗さん&真彩希帆)コンビのような圧倒的な歌ウマコンビの誕生ということで、ぜひ観てみたいですよね!?

ポピュラーヴォーカルでは、110期生全員が心を一つにして歌った「心の翼」と「TAKARAZUKA FOREVER」がとても素敵で思わずグッときました。

お芝居では今回はA組のお芝居を拝見したのですが、注目したのは佐藤忠信役の橋本実貴さんと弁慶役の湯淺純礼さん、駿河次郎役の中村心花さん。

忠信役の橋本さんは身長175センチですらりと伸びた手足が印象的な男役さん。

ずんちゃん(桜木みなとさん)を思わせるルックスで、お芝居では圧倒的な演技力と存在感を発揮していました。

弁慶役の湯淺さんはセリフの言い回しやお顔がどことなく彩風咲奈さんを感じさせる、大らかでダイナミックな男役さん。

次郎役の中村心花さんは、涼風真世さんや明日海りおさんを思わせるフェアリーな男役さん。

キラキラ輝く瞳が印象的で、早くも多くの観客のハートを掴んだようです。

他にも日舞でソロを歌った今西葵衣さんと廣瀬エレナさんのお二人の歌ウマ娘役さんや静御前役の溝口薫子さんの迫真の演技など、これからの成長が楽しみな生徒さんがたくさんいらっしゃいました。


宝塚音楽学校110期生の文化祭のまとめ


今回は宝塚音楽学校110期生の文化祭の様子や感想をご紹介しました。

110期の皆さんはすみれ募金の時から注目していたので、今回文化祭を拝見でき、とてもラッキーでした。

今後110期の皆さんは3月1日に卒業式を迎えられ、その後正式に宝塚歌劇団に入団、各組に配属されます。

3月30日から宝塚大劇場で始まる月組公演「Eternal Voice 消え残る想い」で初舞台を踏み、口上とラインダンスを披露する予定です。


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